体質改善は“毎日の食事”から|陰陽五行で整えるカラダ

なんとなく疲れやすい、冷えやすい、気分の波がある…そんな不調が続いていませんか?

病院に行くほどではないけれど「なんとなく元気が出ない」そんな状態は、もしかすると身体のバランスが崩れているサインかもしれません。

そんなときこそ見直したいのが、毎日の「食事」。

食べるものは私たちの身体と心をつくる“土台”です。

この記事では、東洋医学の知恵「陰陽五行」の考え方をベースに、体質改善につながる食事のコツやセルフケア方法をご紹介します。

「身体の内側から整えたい」「自然な方法で不調に向き合いたい」そんなあなたへ、今日からはじめられるヒントをたっぷりお届けします。

なぜ「体質改善に食事」が鍵なのか?

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食事は心と身体のベースになる

食事は単にお腹を満たすためのものではなく、身体をつくり、巡らせ、守るための基本です。食べたものは、消化・吸収され、血や気となり、全身をめぐって私たちの健康を支えています。

東洋医学では「食は命なり」という考え方があり、日々の食事がその人の体質を形づくるとされています。

「食べ物の質」だけでなく、「食べ方」や「タイミング」も含めて見直すことで、身体はゆっくりと、でも確実に変わっていきます。

西洋栄養学+東洋的視点の融合

西洋栄養学では、カロリー・たんぱく質・ビタミン・ミネラルなどの「栄養素」に注目します。一方、東洋医学では、食材の“性質”や“巡り”に目を向けます。

たとえば「同じトマト」でも、冷えやすい人にはおすすめされない場合もあるのです。身体を冷やす食材を選んでしまうと、知らず知らずのうちに巡りが滞り、冷えや疲れの原因になることも。

だからこそ、「栄養バランス」+「身体質との相性」この2つを意識することで、食事はより“自分に合ったもの”へと変わっていきます。

次のセクションでは、東洋医学の基礎理論である「陰陽五行」と食材の関係について、やさしく解説していきます。

陰陽五行と食事の関係

体質改善は“毎日の食事”から-2

「陰陽五行(いんようごぎょう)」とは、東洋医学の基礎理論のひとつで、「自然界のあらゆるものは陰と陽、そして木・火・土・金・水の5つの性質によって成り立っている」という考え方です。

この理論を使うことで、「今の自分の身体はどんなバランス状態にあるのか?」「どんな食べ物が合っているのか?」を判断する手がかりになります。

暑・寒・温・涼の食性分類(五性とは?)

東洋医学では、食材にはそれぞれ「熱・温・平・涼・寒」という性質(=五性)があるとされています。

たとえば 

熱性 身体を温める(例 にら、生姜、唐辛子)

寒性 身体を冷やす(例 きゅうり、スイカ、緑茶)

平性 どちらにも偏らない(例 白米、人参、キャベツ)

身体が冷えている人が寒性のものを摂りすぎると、冷えが悪化しやすくなります。反対に、熱っぽい身体質の人が熱性のものを多く摂ると、のぼせやイライラにつながることも。

つまり「食材の性質と、自分の体質とのバランスをとる」ことが体調管理のカギとなります。

五味(酸・苦・甘・辛・鹹)と五臓のつながり

もう一つ大切なのが「五味(ごみ)」という分類。食べ物の味を「酸・苦・甘・辛・鹹(しおからい)」の5つに分け、それぞれが体の中の臓器(五臓)と深く関係していると考えられています。

⚫︎酸味
【関連する臓器】肝(かん)
【食材例】梅干し、レモン
【主な働き】緊張をゆるめ、巡りをよくする

⚫︎苦味
【関連する臓器】心(しん)
【食材例】ごぼう、緑茶
【主な働き】余分な熱を取り、落ち着かせる

⚫︎甘味
【関連する臓器】心(しん)
【食材例】さつまいも、かぼちゃ
【主な働き】余分な熱を取り、落ち着かせる

⚫︎辛味
【関連する臓器】肺(はい)
【食材例】しょうが、ねぎ
【主な働き】発汗を促し、巡りを良くする

⚫︎鹹味
【関連する臓器】腎(じん)
【食材例】昆布、味噌、黒ごま
【主な働き】血を養い、骨や髪を支える

「なんだか最近むくみやすいな」「やる気が出ないな」そんなときは、味の偏りや五臓のバランスが崩れているサインかもしれません。

このように、食材選びに陰陽五行の知恵を取り入れることで、身体質や季節に合った食事を自然と選べるようになります。

まずはセルフチェック あなたの体質タイプは?

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体質改善を食事からはじめるには、まず「自分の体質を知ること」がとても大切です。

東洋医学の「五行(木・火・土・金・水)」の視点から体質を見極め、それぞれに合った食事やケアを行うことで、巡りを整えやすくなると考えられています。

ここではまず「五行タイプ」のセルフチェックをしてみましょう。

五行別の身体質パターン(木・火・土・金・水)

詳しく、自分の「五行タイプ」も見てみましょう。

⚫︎木タイプ
【臓器】肝
【身体質の特徴例】ストレスに弱く、肩こり・頭痛が多い
【感情傾向】イライラ、怒り

⚫︎火タイプ
【臓器】心
【身体質の特徴例】のぼせ・不眠・焦りがち
【感情傾向】不安、興奮

⚫︎土タイプ
【臓器】脾
【身体質の特徴例】胃腸が弱く、疲れやすくむくみやすい
【感情傾向】心配、甘え

⚫︎金タイプ
【臓器】肺
【身体質の特徴例】乾燥・アレルギー傾向、皮膚が弱い
【感情傾向】悲しみ、孤独感

⚫︎金タイプ
【臓器】腎
【身体質の特徴例】慢性的な冷え・腰痛・夜間のトイレ多い
【感情傾向】恐れ、不安

このタイプ別体質は、生まれつきの傾向だけでなく、生活習慣や季節の変化によっても変わります。「最近なんだか〇〇タイプっぽいかも?」と気づくことが、体質改善の第一歩です。

次のセクションでは、各タイプ別に「おすすめの食材」と「簡単なレシピ・食べ方のポイント」をご紹介していきます!

体質別に選ぶ“食べてほしい”食材とレシピ

体質改善は“毎日の食事”から-4

体質改善をより効果的に進めるためには、「自分に合った食材を選ぶ」ことがとても大切です。

ここでは、五行のタイプ別に、身体のバランスを整える食材と簡単な取り入れ方をご紹介します。

【木=肝タイプ】ストレス・巡りに

特徴 イライラしやすく、肩こり・目の疲れ・生理前の不調が多い方に

おすすめ食材

  • 香りのある食材(春菊、しそ、ミント、セロリ、柑橘類)
  • 緑の葉物野菜(小松菜、ほうれん草)
  • 酸味のあるもの(梅干し、黒酢)

簡単レシピ例

「しそと梅の玄米おにぎり」や「春菊とレモンのサラダ」など、香りと酸味を組み合わせて“気の巡り”を助けましょう。

【火=心タイプ】のぼせ・不眠に

特徴 顔が赤くなる、寝つきが悪い、焦りやすい、動悸が気になる方に

おすすめ食材

  • 苦味のある食材(ごぼう、春菊、緑茶、セロリ)
  • 赤い食材(トマト、クコの実)
  • 冷やしすぎない涼性のもの(豆腐、きゅうり)

簡単レシピ例

「豆腐とトマトのサラダ+オリーブオイル」や、「ごぼうの冷製ごま和え」などでクールダウン。

【土=脾タイプ】消化力・疲れに

特徴 胃もたれ、食欲不振、疲れやすくむくみがち、甘い物がやめられない方に

おすすめ食材 

  • 胃腸にやさしい根菜(人参、大根、かぼちゃ、さつまいも)
  • 穀物類(玄米、はと麦、雑穀)
  • 平性の野菜(キャベツ、白菜)

簡単レシピ例 

「かぼちゃと玉ねぎのポタージュ」や「雑穀入りおかゆ」で、脾をじんわり温めサポート。

【金=肺タイプ】潤い不足・乾燥に

特徴 乾燥肌、空咳、便秘、鼻のトラブルが気になる方に

おすすめ食材 

  • 潤いを補う白い食材(白きくらげ、れんこん、梨、大根)
  • 良質な油(ごま油、亜麻仁油)
  • 発酵食品(味噌、ぬか漬け)

簡単レシピ例 

「白きくらげと梨のコンポート」や「れんこんの味噌炒め」で、内側からうるおいケアを。

【水=腎タイプ】慢性疲労・冷えに

特徴 足腰の冷え、疲れが抜けない、耳鳴り、髪の悩みがある方に

おすすめ食材 

  • 黒い食材(黒ごま、黒豆、ひじき)
  • 温性の動物性たんぱく(エビ、鶏肉)
  • 山芋、栗、なつめ

簡単レシピ例 

「黒ごまとくるみの温スープ」や「山芋と鶏そぼろのあんかけ」でエネルギーチャージ。

一日を通じて陰陽を整える食事リズム

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体質改善において「何を食べるか」と同じくらい大切なのが、「いつ、どのように食べるか」です。

東洋医学では、時間帯によって陰陽のバランスが変化すると考えられており、それに合わせた食事リズムを整えることで、心身の巡りをよりスムーズに保てるようになります。

朝|陽を意識したスタートを

朝は1日の中でもっとも「陽の気」が高まりはじめる時間帯。

ここでしっかりとエネルギーを補い、内臓を目覚めさせることがポイントです。

おすすめ 

  • 温かく、消化にやさしい食事(例 具だくさんの味噌汁+ごはん+卵)
  • 飲み物は白湯や生姜湯で身体をゆっくり温めて
  • 果物は“寒性”があるので、少量&なるべく常温で

避けたい習慣 

  • 冷たいスムージーやサラダだけの朝食
  • コーヒーやカフェインのみで済ませる

昼|バランスのとれた「温+平性」中心に

日中は活動量も増えるため、エネルギーをしっかり補給したい時間帯です。ただし、外に“陽”があふれている時間でもあるので、「温めすぎ」よりも「平性・バランス重視」が◎。

おすすめ 

主食・たんぱく質・野菜の3つをバランスよく

平性・温性の食材を中心にした定食スタイルがおすすめ(例 玄米+焼き魚+煮物)

避けたい習慣 

パンや麺だけなどの単品メニュー

食べ過ぎ、外食・コンビニの連続

夜|“陰”を意識した穏やかなケア食へ

夜は身体を休める「陰」の時間帯。食事でも陰の力を助けるよう、消化のよい温かいもの、心を落ち着かせる味や香りを意識しましょう。

おすすめ 

おかゆ、温野菜、スープ中心で内臓にやさしく

陽が強い食材(唐辛子やニンニクなど)は控えめに

少しの発酵食品や黒ごまなどの“腎”サポート食材も◎

避けたい習慣 

就寝2時間以内の食事

冷たいデザートやお酒

このように、陰陽の流れに沿った食事リズムを意識することで、内臓の働きが整い、結果として身体にも良い影響をもたらしますよ。

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体質改善において、食事はとても大切な柱のひとつですが、それだけでは十分とは言えません。

実は「生活のリズム」や「ストレスとの向き合い方」なども、身体のバランスを左右する大きな要因です。

ここでは、毎日の生活に無理なく取り入れられる補助ケアをご紹介します。

入浴習慣・ストレッチ・ツボ

1日を終えた身体をゆるめる「夜のケア習慣」は、陰陽の切り替えをスムーズにしてくれます。

おすすめの習慣 

🛁 入浴(ぬるめのお湯で15〜20分)

 → 陰タイプは生姜湯や日本酒風呂、陽タイプはゆずやミントを加えて

🤸‍♀️ ストレッチや呼吸法

 → 腎タイプには骨盤まわりをゆるめるポーズ、肝タイプは肩・首周りをほぐすと効果的

🌿 ツボ押し

 → 三陰交(足首の内くるぶしから指4本分上)は冷えや女性の不調に

 → 太渓(足首内側のくぼみ)は腎のエネルギーサポートに

食と感情・自律神経の関係

東洋医学では「五臓と感情はつながっている」と考えられています。

たとえば、

肝は「怒」 イライラしすぎると巡りが悪くなる

脾は「思」 考えすぎると消化力が落ちる

腎は「恐」 不安や恐れはエネルギーを消耗させる

つまり、食事だけでなく「感情のケア」も体質改善には欠かせないのです。

ゆっくり食べること、香りを楽しむこと、自然に触れること。

そんな小さな習慣が、自律神経を整え、身体と心をつなげてくれます。

“食べること”は、整えること

その不調、食べ物のせいかも?-8

この記事では、「体質改善は食事から」というテーマで、東洋医学の考え方や陰陽五行をベースにした食材選び、食事リズム、セルフケア方法をご紹介しました。

大切なのは、「これが身体に良い」ではなく、「わたしに合っているか?」という視点です。

食は毎日続くものだからこそ、身体と心の声を聞きながら、小さな整えを積み重ねていくことが、ゆるやかでも確かな体質改善につながりますよ。一つでも気になった所から取り入れてみて下さいね。

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著者情報

陰陽五行美容講師 まどか先生
陰陽五行美容講師
まどか先生
美容業界キャリア25年以上。エステティシャンから23歳の時に美容講師に転身し、以来全国のエステティシャンへの講演や技術指導・3万人以上の女性へのアドバイス等を行ってきた経歴を持つ。

元々は顔中にひどいニキビがあったことがきっかけで美容業界に入るが、ハードワークにより冷え・不眠・慢性疲労・生理トラブル等にも悩まされ、美容と陰陽五行ケアで克服。

自身の経験を生かし、どんな方にも丁寧に寄り添い、わかりやすく実践できるアドバイスをすることを大切に講座を開講。
 

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