陰陽五行説と東洋医学の関係を解説!体質改善や美容に適応するポイントも紹介

陰陽五行説と東洋医学の関係を解説

こんにちは! JYB協会代表理事 森織 円香です。

 

「陰陽五行説」と「東洋医学」はどのような関係にあるでしょうか。

陰陽五行は、体質改善や未病予防のほか、美容やダイエット等にも幅広く活用されています。

 


  • 陰陽五行って何?


  • 陰陽五行って難しい


  • 陰陽五行って何に役に立つの?

 

このブログでは、こんな風に思われる方に向けて「わかりやすく活用しやすい陰陽五行」について解説していきます。

 

 

陰陽五行説とは

陰陽五行説とは何か

陰陽論と五行説を組み合わせた理論のことを「陰陽五行・陰陽五行説」と言います。

中国の春秋戦国時代に生まれた自然哲学の思想を指しており、東洋医学における基本となる考え方で漢方薬や薬膳・鍼灸にも活用されています。

 

陰陽とはなにか

陰陽五行説と太極図

対になる2つのものを「陰」と「陽」に分けて考えるのが陰陽論であり、それを表したのが上記の「太極図(たいきょくず)」と呼ばれるものです。

 

陰陽論 東洋医学へのアプローチ

上記の表が陰陽を分けて捉えた内容となり

どちらかに優劣があるわけではなく、相手がいて初めて世界が成立する考え方でありバランスが重要とされます。

 

また、自然界における昼夜や四季などの陰陽バランスも常に変動しています。

陰陽五行説と春夏秋冬

 

五行とはなにか

木・火・土・金・水の五行

五行とは、自然界に存在する季節・色・味・感情・臓腑などのあらゆる要素が「木・火・土・金・水」の5つに分かれ

互いに影響しあってることとする考え方であり、「五行説」ともいいます。

 

相生とは

五行と相性関係

 

お互いを助け合う関係であり、相性関係とも言います。

木が燃えて、火を生み
火は土を生じ
土から金属が採れ
金属の表面に水が付き
水は木を養う

物事の発展を促す関係であることから、母子関係と表現されることもあります。

 

相克とは

相手の過剰を抑制する関係であり、相克関係とも言います。

木は土から養分を奪い
土は水の流れをせき止め
水は火を消し
火は金属を溶かし
金属は木を切る

いき過ぎてしまったことを抑制することでバランスを取ります。

 

気・血・水とはなにか

気・血・水について

人間の生命活動に必要な3つのエネルギーを指す考え方で「気血水理論」とも言います。

 

  • 生命活動を営むエネルギー
  • 病気の原因になる邪気から身体を守る
  • 血・水を巡らせる原動力

 

  • 全身を巡って栄養を与える
  • 精神活動にも影響する

 

  • 血液以外の体液
  • 臓腑・関節・粘膜など全身を潤す
  • 不要なものを体外に排出させる

 

気血水理論では、この3つのエネルギーが不足したり滞ることでトラブルや病気になると考え、バランスを整えるのが重要されています。

 

陰陽五行説と医学

陰陽五行説と東洋医学

陰陽五行では、身体と心のバランスが整っている状態を健康としていますが

他の医学でも同様で、それに沿った様々な考え方やアプローチ法がある医学が存在します。

 

陰陽五行説とアーユルヴェーダ

 

陰陽五行説とアーユルヴェーダは、どちらも健康を重要視しています。

アーユルヴェーダは、サンスクリット語のアーユス(Ayus/生命)とヴェーダ(Veda/科学)を組み合わせた「生命科学」という意味があり

心と体の基本的な性質を表す3つの体質(ドーシャ)、ヴァータ・ピッタ・カパの3つを主軸として考えます。

 

陰陽五行説に関係する漢方薬での治療では薬草を煎じて飲用しますが、その点はアーユルヴェーダの治療でも薬草を粉末化した内服薬が用いられており、その他に薬草の抽出成分を含んだオイルが頻繁に使用される点が大きな特徴です。

 

東洋医学

 

東洋医学は中医学・インドのアーユルヴェーダ、チベット医学、ユナニー医学などを含んだ言葉の総称を指し

日本においての東洋医学は中医学のことを指すケースが多いですが、中国と全く同じやり方ではないとされています。

 

7世紀ごろに遣隋使や遣唐使によって日本にも伝わり、16世紀ごろに日本の環境や日本人の体質により適応した漢方医学が生まれました。

また東洋医学は未病(病気の手前)の状態からケアをするという点から「予防医学」と呼ばれることがあり、生活の仕方を工夫する(養生)をすることが大切という考えがあります。

 

西洋医学

データや数値などから症状を分析・診断し、投薬や手術を用いて病巣の原因を取り除いたり、症状が発症してから対処を行う点から「対処療法」と呼ばれることがあります。

 

東洋医学と西洋医学は、どちらかに優劣がついているわけではなくアプローチの仕方に違いがあります。

 

例えば頭痛があるとき、西洋医学では鎮痛剤での治療が一般的ですが

東洋医学ではそもそも頭痛にならないように日頃から予防や対処をしたり、頭痛に関係される気血水や臓腑のバランスにアプローチします。

 

陰陽五行の色体表

陰陽五行説

自然界に存在する季節・色・味・感情・臓腑などのあらゆる要素が「木・火・土・金・水」の5つに分かれることを表す「五行色体表・五行配当表」というものがあります。

 

五行色体表

 

五行

あらゆる要素を「木・火・土・金・水」の5つに分類した考え方の総称

 

五臓・五腑

五臓とは、内臓の働きを5つに分類したもので気血水の生成などに

五腑は五臓をサポートする役割と、飲食物の消化や排泄に関わる

 

※西洋医学でいう肝臓・心臓・脾臓・肺・腎臓との捉え方が異なり、陰陽五行ではエネルギーのことを指します。

 

五官(五竅)

五臓に関係する感覚器官

例:肝が不調の際に、目にもトラブルが出やすくなる

 

五主(五体)

五臓が養う体の部位

例:肝が不調の際に、筋にも影響が出ることがある

 

五支

五臓の状態が現れる・変調が出る部位

例:肝が不調の際に、爪にもトラブルが出やすくなる

 

五色

五臓に関係する顔や肌の色

例:肝が不調の際、肌色が青っぽくなる

 

五味

五臓を養う味覚

不足している時には補い、過剰な時には減らすといったバランスが重要

 

例:肝を養うために酸味を適度に摂ると良いとされる

 

五方

5つの方角

また五季や五気とも関わる

 

例:春の風は東方から吹く

 

五季

五臓に影響する季節

例:肝は春に変調を起こしやすい

 

五気(五悪)

五季に影響する気候・自然環境

例:春は強い風が吹く

 

五志

五臓に関わる感情

例:春の風は東方から吹く

 

■五行色体表を理解し活用できるようになると、自分の体質傾向・不調を起こしやすいタイミングや場所などを把握しやすくなり、体質改善や体調管理にとても役立ちます。

JYB協会では、五行色体表を読み解き・セルフケアに役立てられる理論をレクチャーしております。

 

陰陽五行説と健康・東洋医学を生活に応用していく

陰陽五行説と健康・東洋医学を生活に応用していく

陰陽五行は、漢方薬・鍼灸などの医療現場での活用が広く知られていますが、日常生活や体調管理にも活用できることがたくさんあります。

ここでは体質改善・ダイエット・美容への活用法をご紹介します。

 

体質改善

冷え・むくみ・生理痛・生理不順・PMS・慢性疲労・睡眠トラブル・肌荒れ・太りやすい・爪が割れやすいなど

女性が多く抱えている不調には様々なケースがあります。

 

病院に行くほどではないから・自分だけが困っているわけではないからと、些細な不調をそのままにしてしまうケースが多いですが

そのトラブルを放置してしまうと大きな不調に発展することも少なくありません。

 

陰陽五行説を活用することで

  • 自分の体質や体調の特徴を自分で把握することができる
  • 季節などの変化に合わせた生活習慣に整えることができる
  • 自分が持つ自然治癒力を引き出し高め、病気の原因である邪気に負けない心身を作ることができる
  • その結果、感じていた不調が出にくい心身に整っていく

 

これらを通して体質改善に役立てることができ、自分の体調を向上させることができます。

 

ダイエット

痩せにくい・食べてもすぐ太るなどの状態の際に活用されるダイエットですが

そもそも心身が健康な状態でなければ、美しく痩せることは難しいのが現状です。

 

特に冷え・むくみ・生理痛・生理不順・PMS・慢性疲労・睡眠トラブルなどの不調がある際には

その調整をすることがダイエットをするよりも生命活動を維持する上で重要となり、痩せることは身体の機能として後回しになってしまうからです。

 

つまり陰陽五行説を活用した体質改善を通して、心身の健康を整えることが「痩せるための下準備」となり、その上で自分の体質に合ったダイエットをすることでその効果を引き出しやすくなります。

 

陰陽五行でダイエット成功の例

  • 甘いものの過食が多かったが、無理なく食事を整えたら1ヶ月で3キロダウン
  • 姿勢を整えるトレーニングと生活習慣を整えたら1ヶ月で5キロダウン

 

陰陽五行の要素を取り入れたダイエットはスムーズに痩せやすい実例がありますが

具体的な内容は、その人が元々持つ体質や生活習慣によっても大きく異なります。

 

例えば、糖質制限が話題になっているからと言って、自分の体質や生活習慣を顧みずに糖質制限を取り入れた結果、疲れやすくなったりかぜを引きやすくなる人がいる現状もあり

いくら話題なダイエット法でも、体質によって向き不向きがあるからです。

 

陰陽五行説(陰陽論・気血水理論・五行説)を活用して、自分の体質や体調を読み解けるようになると

自分はどんなダイエットをすべきか・すべきじゃないかがスマートに選べるようになります。

 

美容への適応

 

陰陽五行の世界では、皮膚も臓腑の一つ・皮膚は内臓の鏡と表現され、その人の体質やコンディションが肌状態を左右すると考えられます。

肌を美しくするための多くの方がスキンケア化粧品やエステを活用されますが、素肌を根本から美しくするには、体調・生活習慣等も整える必要があります。

体調や生活習慣を整えていくと、自ずと肌の調子が整いシンプルなスキンケアでも肌が美しくなっていきます。

 

陰陽五行で体調管理とスキンケアをしたら

・ニキビがいつも同じ場所に繰り返しできる方が、できなくなった
・ニキビ肌荒れのためにエステ、皮膚科、漢方薬を取り入れていたが不要になった
・何を塗っても頑固な乾燥肌だった方が、シンプルなスキンケアでプルプル肌になった
・周りから肌がきれいになった!と褒められるようになった

 

JYB協会の講座を受講されたメンバー様からは、このようなご感想をたくさん頂戴しています。

 

\ メンバー様の声 

受講のご感想

 

 

\ 3ヶ月で陰陽五行を身につける 

陰陽五行ベーシック講座

 

 

陰陽五行説や東洋医学を生活に活用しよう

陰陽五行説と東洋医学についてのまとめ

 

中国で古くから伝わってきた陰陽五行説は数ある東洋医学の理論の中でも核となるもので

長い歴史の中で人間の健康や体調管理に役立ってきました。

 

陰陽五行説を学び、一度身につければ

  • 体調管理や未病予防ができる
  • 健康的なライフスタイルに整えられる
  • 自分や家族にあった食べ物や飲み物を選ぶことができる
  • きれいな肌やダイエットにも活用することができる

 

一生を通して様々な活用ができ、美容や健康の増進に役立てられます。

ぜひ、陰陽五行と東洋医学の概念を活用してみてください。

 

陰陽五行トーンビューティー協会では、伝統的な陰陽五行の理論をわかりやすく

美容や体質改善に役立てられるセルフケアと共にお伝えしており「わかりやすい!」と100%のご感想を頂戴しています。

 

しっかり身につけて日常で活用したい方は講座へどうぞ!

 

  • 自分で体調管理をしっかりして毎日元気にきれいに過ごしたい!
  • 陰陽五行を身につけて、大切な家族の健康管理もできるようになりたい!

こんな皆さんにしっかり使える理論をお渡し&サポートするために、JYB協会では様々なセミナーを行っており

知識を身につけて方から自分も家族も不調が出なくなった!と喜ばれています。

 

JYB協会のセミナーはどれもアットホームで楽しく受けられると好評ですので、ぜひリラックスしてご参加くださいね。

皆さまとご一緒できますことを楽しみにしております!

 

■まずは1day講座にて入門理論を学びたい方はこちら

陰陽五行講座

 

■食事・体調管理術・セルフケアを3ヶ月でマスターして資格取得したい方はこちら

陰陽五行美容ベーシック講座

 

 

著者情報

陰陽五行美容講師 まどか先生
陰陽五行美容講師
まどか先生
美容業界キャリア25年以上。エステティシャンから23歳の時に美容講師に転身し、以来全国のエステティシャンへの講演や技術指導・3万人以上の女性へのアドバイス等を行ってきた経歴を持つ。

元々は顔中にひどいニキビがあったことがきっかけで美容業界に入るが、ハードワークにより冷え・不眠・慢性疲労・生理トラブル等にも悩まされ、美容と陰陽五行ケアで克服。

自身の経験を生かし、どんな方にも丁寧に寄り添い、わかりやすく実践できるアドバイスをすることを大切に講座を開講。
 

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