生理が来ないときにできること 〜心と体をととのえるセルフケア〜

 

こんにちは! JYB協会代表理事 森織円香です

生理が来ない」「周期が安定しない」。そんな悩みを抱えている方は、実はとても多いのではないでしょうか。

特に、仕事や学校、家事や育児に追われていると、自分の体調の変化に気づくのが遅れてしまったり、「そのうち来るだろう」と後回しにしてしまうこともあるかもしれません。

けれど、生理はただの毎月のイベントではなく、身体のリズムを知らせる“サイン”でもあります。

時計の針がきちんと動いているかどうかを確認するように、生理の有無や周期は、心と体の調子を知る大切な手がかり。

だからこそ、生理が遅れたり止まってしまったりすると、不安や心配な気持ちが大きくなるのは自然なことです。

ここで大切にしたいのは、「早く生理を起こさなきゃ」と焦らないこと。

生理は、無理やり起こすものではなく、からだの調子が整ったときに自然と訪れるもの。私たちができるのは、その土台をやさしく育てることです。

この記事では、生理と向き合うためのセルフケアをご紹介します。

「心」「身体」「環境」の3つの側面から、日常生活の中で取り入れやすい工夫をまとめていますので、リラックスしながら読み進めてみてくださいね。

生理が来ないときの身体からのサイン

まずは「生理が来ないときに身体で何が起きているのか」を考えてみましょう。

生理が遅れているとき、身体の中ではこんなことが起こっている場合があります。

  • 体が疲れすぎて休もうとしている
  • 栄養やエネルギーが不足している
  • ストレスで「気の流れ」が滞っている
  • 季節の変化で体のリズムが乱れている

つまり、生理が来ないことは「身体からのSOS」でもあり、「少し休ませてほしい」というサインの可能性もあるのです。

セルフチェック

最近の自分を振り返ってみましょう。

  • 食欲がない、または偏った食事が多い
  • 仕事や学校でストレスが強い
  • 寝不足が続いている
  • 急激な体重の増減がある
  • 冷えを感じることが増えた

いくつか当てはまる方は、身体のリズムに負担がかかっているかもしれません。

陰陽五行から見る「生理と身体の関わり」

陰陽五行では、生理のリズムは「気・血・水(き・けつ・すい)」のめぐりと深くつながっていると考えます。

  • 気(エネルギー):身体を動かし、血や水をめぐらせる原動力
  • 血(血液):全身に栄養と温かさを届ける
  • 水(水分):潤いを与え、冷静さを保つ

生理が順調なときは、この3つがバランスよく流れている状態。反対にどれかが不足したり滞ったりすると、生理にも影響が出やすいのです。

生理は単に「子宮やホルモン」だけでなく、心も身体も全身の調和によって育まれていることが分かります。

心を整えるセルフケア

「心の乱れは身体の乱れ」とも言われるように、ストレスや感情の揺れは生理にも大きく関わります。

気持ちが落ち着かないと、眠りが浅くなったり、身体のリズムが乱れたりすることも少なくありません。

だからこそ、心をやさしく整えることは、自分の身体を支えるための第一歩になります。特別なことをしなくても、日常の中でできる小さな工夫が、安心感やリラックスにつながっていくのです。

考えごとを紙に書き出す

布団に入ると、昼間には気づかなかった悩みや不安が浮かんでくることがあります。そういうときは「頭の中の火を紙に移す」ように、メモに書き出してみましょう。書いた瞬間に心が軽くなり、安心して眠りやすくなります。

呼吸でリラックス

深呼吸は、心を整えるもっともシンプルな方法です。息を吐くことを意識すると、副交感神経が働きやすくなり、自然と身体もゆるみます。

夜のルーティン

寝る前に「お茶を飲む」「香りを楽しむ」「数分のストレッチをする」といったルーティンを持つと、心が安心して「陰の時間」に切り替わりやすくなります。これは小さな儀式であり、心を落ち着ける大切な習慣です。

身体を整えるセルフケア

心を整えることと同じくらい大切なのが、身体をやさしく整えることです。

特に生理のリズムに悩みがあるときは、次の工夫が大きな助けになります。

  • 「血」を十分に養う
  • 「冷え」を防ぐ
  • 「めぐり」を良くする

難しいことをしなくても、日々の食事や生活習慣の中でできる小さな積み重ねが、少しずつ体の内側に安心感を育ててくれます。

ここでは、誰でも取り入れやすい身体のケアのヒントをご紹介します。

食べ物で血を養う

血を補う食材を意識すると、身体のリズムを支えやすくなります。

  • 黒豆・なつめ・レバー・小松菜 … 血を補い、身体をあたためる
  • 山芋・かぼちゃ・米 … 胃腸を元気にして血を作る力を助ける
  • ほうれん草・にんじん・ビーツ … 鉄分や色の濃い栄養素が血をサポート
  • プルーン・黒ごま・クコの実 … 手軽に取り入れられる「血の養生」おやつ
  • 鶏肉・まぐろ・あさり … たんぱく質や鉄分を補って血の材料を増やす

こうした食材を毎日の食事に少しずつ取り入れるだけでも、体が内側から満たされるような感覚につながりやすくなります。

特に女性は「血」を消耗しやすいので、意識して補うことがやさしいセルフケアになります。

冷えを防ぐ

冷えは、生理のリズムを乱しやすい大きな要因のひとつです。

特に下半身やお腹が冷えると「気血の巡り」が滞りやすくなり、身体のリズムも不安定になりがちです。

  • 靴下や腹巻きを使う
     足首やお腹は冷えやすい部分です。冷えると血流が下がり身体全体の巡りにも影響します。薄手でもよいので、季節を問わずやさしく温める工夫を。

  • 温かい飲み物を選ぶ
     冷たい飲み物は胃腸を冷やし、巡りを弱めてしまうことがあります。ハーブティーや生姜入りのお茶、常温の白湯など、体を内側から温める選択を意識すると安心です。

  • 湯船につかって体を温める
     忙しいとシャワーだけで済ませてしまいがちですが、湯船につかることで身体の芯からじんわり温まります。ぬるめのお湯で10〜15分浸かるだけでも、血の巡りがやさしくサポートされます。

  • 日常の小さな工夫
     ひざ掛けを使う、冷房の風が直接当たらないようにする、温かい食材(しょうが、ねぎ、にんにくなど)を料理に取り入れるなども効果的です。

冷えを意識的に防ぐことは、「身体をめぐるエネルギー」を整え、生理周期を安定させる基盤づくりにもつながります。

軽い運動

身体を動かすことは、血と気のめぐりをスムーズにする大切なサポートになります。

ただし、激しい運動や長時間のトレーニングは体に負担をかけ、かえって消耗してしまうこともあるため注意が必要です。

  • ウォーキング
     朝や夕方に20〜30分ほど歩くと、身体が自然にほぐれ、心もリフレッシュしやすくなります。

  • ヨガやストレッチ
     呼吸に合わせてゆっくり身体を伸ばすと、気の流れが整いやすくなります。特に骨盤まわりや腰を温めるポーズは、生理のリズムづくりにやさしく寄り添ってくれます。

  • 日常の中の運動
     エレベーターではなく階段を使う、通勤で一駅分歩く、家事の合間に背伸びや肩回しをするなども立派な運動です。

大切なのは「心地よい」と感じる程度で続けること。無理をせず、少しずつ身体を動かす習慣をつけることが、巡りの流れをサポートしてくれます。

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 季節のリズムと生理

生理のリズムは、私たちの体の状態だけでなく、季節の変化にも大きく影響を受けています。

陰陽五行の考え方では、春夏秋冬それぞれに「五行(木・火・金・水)」の特徴があり、心や体の調子もそれに沿って揺れ動きます。

季節のリズムに合わせて過ごすことは、生理をより穏やかに迎えるためのヒントになるのです。

  • 春(木)
    春はスタートの季節。環境の変化や新しい出会いなどで心がざわつきやすく、自律神経の乱れから生理リズムにも影響が出やすい時期です。軽いストレッチや深呼吸で気の巡りをスムーズにしてあげると心も落ち着きやすくなります。

  • 夏(火)
    暑さとともに「心火」が強まる季節。寝つきにくさや眠りの浅さが出やすく、その積み重ねが生理にも響くことがあります。冷たいものをとりすぎず、麦茶やトマト、きゅうりなど体をクールダウンしてくれる食材を取り入れるとバランスが整いやすくなります。

  • 秋(金)
    空気が乾燥し、呼吸が浅くなりやすい季節。体の潤い不足が生理や肌の調子にも関わってきます。梨やれんこん、白きくらげなど“潤いを補う食材”を意識するとよいでしょう。散歩や紅葉を楽しむ時間を持つことも、心をゆるめて巡りを助けます。

  • 冬(水)
    冷え込みが厳しくなる季節は「腎」の力が弱まりやすく、全身のエネルギーが不足して疲れやすくなります。温かいスープ、黒豆、山芋、くるみなどを食事に取り入れ、湯船でしっかり体を温めると安心です。冷えを防ぐ工夫が、そのまま生理リズムの支えにもつながります。

こうして季節ごとの体の変化に目を向けると、自分の不調や生理の揺れも「自然のリズムの一部なんだ」と受け止めやすくなります。

無理に整えようとするのではなく、その季節に合った食材や過ごし方を少し取り入れるだけで、体のリズムは自然に整いやすくなるのです。

まとめ 〜身体とやさしく寄り添う〜

生理は、身体のリズムを映す鏡のような存在です。

  • 自分の身体からのサインに気づく
  • 陰陽五行をヒントに、心・身体・環境を整える
  • 季節に合わせたセルフケアを取り入れる

「早く生理を起こさなきゃ」と焦るより、「私の身体はいま何を求めているのかな?」と観察することが第一歩です。

眠ること、ごはんを食べること、深呼吸すること。どれも特別なことではないけれど、積み重ねることで大きな力になります。

そして、その小さな積み重ねがやがて“私らしいリズム”を育てることにつながります。

あなたの身体にとって心地よいリズムが育まれますように。


まどか先生
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著者情報

陰陽五行美容講師 まどか先生
陰陽五行美容講師
まどか先生
美容業界キャリア25年以上。エステティシャンから23歳の時に美容講師に転身し、以来全国のエステティシャンへの講演や技術指導・3万人以上の女性へのアドバイス等を行ってきた経歴を持つ。

元々は顔中にひどいニキビがあったことがきっかけで美容業界に入るが、ハードワークにより冷え・不眠・慢性疲労・生理トラブル等にも悩まされ、美容と陰陽五行ケアで克服。

自身の経験を生かし、どんな方にも丁寧に寄り添い、わかりやすく実践できるアドバイスをすることを大切に講座を開講。
 

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