こんにちは。JYB協会代表理事の森織円香です。
私はこれまで多くの女性のお悩みに寄り添ってきましたが、その中でよく耳にするのが「パンがやめられない」というお悩みです。
朝食にパンを食べるのが習慣になっていたり、ランチでサンドイッチを選ぶことが多かったり…。
忙しい女性にとってパンは便利で美味しい味方ですよね。
ところが、その「パン好き習慣」が、思わぬところで「老け見え」を加速させているかもしれないのです。
今回は、パンと美容の関係を解説していきます。
特に「最近なんだか顔が疲れて見える」「昔より肌がくすんできた気がする」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
パンと老け見えの関係


パンが美容に影響を与える理由はいくつかあります。
ここではパンがどのように美容の悩みと関わっているのか説明しますね。
血糖値スパイクで肌がくすむ
パンを食べると、血糖値が一気に上がりやすくなります。
これを「血糖値スパイク」といいます。
血糖値スパイクが起こると、体の中では大量のインスリンというホルモンが分泌されます。
その結果、血糖のコントロールが乱れ、肌の新陳代謝にも負担がかかるのです。
とくに精製された白いパンは、食べるとすぐに糖に変わりやすいため、血糖値が急激に上昇します。
これが続くと、肌の透明感が失われたり、くすみやすくなったりします。
糖化反応(AGEs)がシワやたるみを生む
糖化反応とは、体の中で余分な糖とたんぱく質が結びつき、硬い物質を作ってしまう現象です。
パンをトーストしたときに表面がこんがり色づきますよね。
あの現象と同じことが体の中でも起きている、と考えるとわかりやすいと思います。
この糖化によってできる物質をAGEsと呼びますが、AGEsは肌の弾力を支えるコラーゲンを硬くしてしまいます。
その結果、シワやたるみが目立ちやすくなるのです。
グルテンと腸内環境の乱れ
パンにはもちもちした食感を作る成分である「グルテン」というたんぱく質が含まれていまが、人によっては腸に負担をかけることがあります。
腸内環境が乱れると、栄養がきちんと吸収されなくなり、肌や髪に必要な栄養が届きにくくなることも。
腸は「第二の脳」とも呼ばれる大事な器官。
腸内環境が乱れると、肌トラブルや疲れやすさ、気分の落ち込みにもつながってしまうのです。
パンの種類別リスク
パンと一口にいっても、その種類によって影響は異なります。
- 白いパン(食パン、フランスパンなど)
→精製度が高いため血糖値が急上昇しやすい。老け見えリスク大。 - 菓子パン(クリームパン、メロンパンなど)
→砂糖や油脂を多く含み、糖化と酸化のダブルパンチ。 - 全粒粉パン・ライ麦パン
→食物繊維やビタミンが残っており、血糖値の上昇もゆるやか。比較的安心。
つまり、選び方や食べ方で「老け見えリスク」を大きく変えられるのです。
パンが引き起こす「気血水」の乱れ

気血水って?

ここからは陰陽五行の視点で解説します。
陰陽五行では、体のバランスを「気・血・水」の3つで考えます。
- 気(き):エネルギーのこと。やる気や元気、呼吸や消化の働き、エネルギーの巡りなどを支えます。
- 血(けつ):血液と、その働き。全身に栄養や潤いを届け、肌や髪の健康に直結します。
- 水(すい):体内の水分のこと。リンパ液や体液も含め、潤いや代謝、老廃物の排出を助けます。
この3つのバランスが整っていると、肌も心も調子よく保てます。
逆に乱れると「気が足りないから疲れて見える」「血が不足して肌が乾燥する」「水が滞ってむくみが出る」といった不調が現れるのです。
パンを食べすぎると、この気血水のバランスが崩れやすくなります。
次に、その具体的な乱れ方を見ていきましょう。
気の乱れ(気虚・気滞)
パンの食べすぎで消化に負担がかかると、体を動かすエネルギー「気」が不足しがちになります。
これを「気虚(ききょ)」といい、疲れやすい・顔色がさえない・表情がどんよりするなどのサインが出ます。
また、ストレスやパンによる血糖値の乱高下で「気の巡り」が悪くなることがあります。
これを「気滞(きたい)」と呼び、イライラ・張った感じ・肌のくすみなどにつながります。
血の乱れ(血虚・瘀血)
血管や血液の質が落ちたり不足したりすると、栄養や潤いが全身に届きにくくなります。
これを「血虚(けっきょ)」といい、肌の乾燥・爪の割れやすさ・髪のパサつきなどに現れます。
また、パンの油脂や糖質過多によって血の流れがドロッとすると「瘀血(おけつ)」と呼ばれる状態になります。
これが続くと、クマ・シミ・顔色のくすみなどが目立ちやすくなります。
水の乱れ(水滞)
パンの材料である小麦は身体を冷やす作用があり、パンを食べすぎることで胃腸が冷え、体の中の水分の巡りが悪くなることがあります。
これを「水滞(すいたい)」と呼びます。
顔や体のむくみ・下半身のだるさ・冷えなどが出やすくなり、見た目年齢を上げる原因になるのです。
パンと上手に付き合うには


ここまで、パンと老化の関係性を解説してきましたが、決して「パン=悪」ではありません。
実は薬膳的な視点で見ると、パンの材料である小麦は、「気持ちを落ち着かせる」という良さもあるのです。
つまりパンを食生活に取り入れるために大事なのは、どう選ぶか、どう食べるかです。
パンを食べるときの一工夫
- パンを食べるときは野菜やたんぱく質と一緒に
→血糖値の急上昇を防ぎ、栄養のバランスが整います。 - 全粒粉やライ麦パンを選ぶ
→食物繊維が豊富で腸にやさしい。血糖値の上がり方もゆるやか。 - 朝より昼にパンを食べる
→朝は血糖値が上がりやすいので、活動量の多い昼に食べた方が安心。 - ゆっくり噛む
→満足感が高まり、消化への負担も軽減。
上記のようなことを意識して、パンと上手に付き合っていきましょう。
こちらの記事も一緒に読まれています。
体質別パン好き女性へのアドバイス(気血水タイプ別)


同じ「パン好き」でも、体質によって老け見えの原因や対策は変わってきます。
ここでは 気・血・水 のタイプ別に、自分に当てはまるかどうかをセルフチェックできるリストと、具体的な改善のヒントをお伝えします。
タイプ別に「おすすめ食材」もご紹介しますので、パンの付け合わせや普段の食事に取り入れてみてくださいね。
1 気虚タイプ(エネルギー不足タイプ)
チェックリスト
- 朝起きても疲れが抜けない
- 顔色がぼんやりしている、ツヤが少ない
- 食後に強い眠気が出やすい
- 風邪をひきやすく、体力に自信がない
- 声に元気がなく小さめ
気虚タイプが老け見えする理由
パンの消化には胃腸のエネルギーをたくさん使います。
気虚タイプはもともとエネルギーが少ないので、パンを食べるほどに消化で消耗してしまい、肌や髪に必要な栄養を回せなくなります。
その結果「元気がなさそう」「老けて見える」と感じられてしまいます。
改善のヒント
- パンを食べる日は 野菜スープやお味噌汁を一緒に
- よく噛んで食べ、消化を助ける
- 汗のかきすぎに注意
おすすめの食材
- 山芋:消化力を高め、気を補う。元気を出したいときにぴったり。
- はちみつ:エネルギーをチャージし、疲労回復をサポート。
- しいたけ:胃腸を助け、免疫力を底上げする。
2 気滞タイプ(ストレス・巡りの悪さタイプ)
チェックリスト
- イライラしやすく、ため息が多い
- 胸やお腹が張った感じがする
- 便秘やガスが溜まりやすい
- 生理前に気分の浮き沈みが強い
- 甘いパンや菓子パンに強く惹かれる
気滞タイプが老け見えする理由
ストレスや糖質過多で「気」が巡らなくなると、肌の血色が悪くなり、どんよりとした印象に。
パンを食べることで血糖値の乱高下が起こり、さらに気の流れを妨げてしまいます。
改善のヒント
- パンと一緒に 柑橘系フルーツやハーブティー を取り入れる
- 深呼吸やストレッチで気の流れを促す
- 菓子パンよりもシンプルなパンを選ぶ
おすすめの食材
- みかん:香り成分が気を巡らせ、ストレスをやわらげる。
- セロリ:香りで気分を落ち着け、イライラを軽減。
- しそ:消化を助け、体の巡りを良くする。
3 血虚タイプ(栄養不足・潤い不足タイプ)
チェックリスト
- 髪がパサつきやすい
- 爪が割れやすい、縦筋がある
- 肌が乾燥してカサつきがち
- めまいや立ちくらみを感じやすい
- 集中力が続かない
血虚タイプが老け見えする理由
パン中心の食生活では鉄分や良質なたんぱく質が不足しやすく、血を作る材料が足りなくなります。
その結果、肌の潤いが失われ、髪や爪まで栄養が届かなくなってしまいます。
改善のヒント
- パンを食べるときは 卵や魚などたんぱく質を一緒に
- 赤身肉や豆類で血の材料を補う
- 夜更かしを控え、睡眠で血を養う
おすすめの食材
- 黒豆:血を補い、女性のリズムをサポート。
- ほうれん草:鉄分が豊富で顔色を明るくする。
- とり肉:血を補い、潤いを与える。
4 瘀血タイプ(血の巡りが滞るタイプ)
チェックリスト
- 顔にシミやクマが目立つ
- 肌の色が暗く、ツヤがない
- 肩こりや頭痛が慢性的にある
- 生理痛が強く、経血がドロッとしている
- 唇の色が紫がかっている
瘀血タイプが老け見えする理由
糖化や脂質の摂りすぎによって血液がドロッとすると、全身に栄養が行き届きにくくなります。
血の巡りが悪くなることで肌がくすみ、老けた印象を与えます。
改善のヒント
- パンを食べるときは 生野菜やきのこで食物繊維を一緒に
- 軽い運動で血流を促す
- 甘いパンは控えめに
おすすめの食材
- 納豆:血の巡りを良くし、クマやくすみを和らげる。
- 玉ねぎ:硫化アリルが血流をサラサラに。
- ブルーベリー:抗酸化作用で血管を守り、巡りを整える。
5 水滞タイプ(むくみ・冷えタイプ)
チェックリスト
- 顔や足がむくみやすい
- 天気が悪い日に体調を崩しやすい
- 下半身が冷えやすい
- 胃もたれしやすく、水分をとるとお腹がチャポチャポする
- めまいや頭重感がある
水滞タイプが老け見えする理由
パンは体を冷やしやすいため、水分代謝の弱い人には負担になります。
体の中の水が滞ると、むくみや冷えが出やすく、顔がぼんやり膨らんだ印象に。
老け見えにつながるのです。
改善のヒント
- パンを食べるときは 温かいスープやハーブティーを一緒に
- 冷たい飲み物を控え、体を温める
- 軽く汗をかく習慣を持つ
おすすめの食材
- 小豆:余分な水分を排出し、むくみを和らげる。
- とうもろこし:消化を助けつつ、水の巡りを良くする。
- しょうが:体を温め、冷えをやわらげ代謝アップ。
まとめ


パンは手軽で美味しい食品ですが、食べ方や体質との相性によっては「老け見え」を加速させる要因にもなります。
ですが、大切なのは「パン=悪者」と決めつけてしまうことではありません。
毎日の楽しみを我慢しすぎるとストレスが溜まり、それ自体が老け見えの大きな原因になります。
つまり、ポイントは選び方と食べ方の工夫にあります。
- 白パンではなく全粒粉やライ麦パンを選んでみる
- パンだけで食べるのではなく、卵や野菜と組み合わせる
- 朝や昼など活動量が多い時間に食べるようにする
- 自分の体質(気・血・水)を知って、それに合う食材を意識する
このような小さな積み重ねが、数か月後の肌の透明感や表情のハリとなって表れてきます。
「食べたいけれど老けたくない」――そんな思いを持つ女性はとても多いもの。
だからこそ、体質を読み解きながら工夫してパンを楽しむことが、身体と心を整える選択になるのです。
食べ物は、ただ栄養を補給するものではなく「あなた自身を作る素材」。
パンとの付き合い方を少し工夫することで、食事を楽しみながら毎日の自分がもっと好きになれますように。

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